ブログ氾濫の功罪


以前は、HTML等の知識を多少なりとも持った人でないと Web ページを作ることは出来なかったから、インターネット上に載っている情報はある程度有用であった。

がしかし、最近は無料のブログサイトなんかで誰でも手軽に情報をインターネット上に載せることが出来るようになったものだから、情報が増えた分だけ、雑音も増えてきた。

どれが有効な情報で、どれが邪魔な雑音なのか、それを判別するのが日に日に大変になってきているような気がする。

特にアフィリエイト目的や被リンク集め目的や似非SEO目的の為のブログサイトが検索サイトの検索結果に並ぶ様には吐き気がする。


これは、誰でも無料で書籍を出版、販売できるようになったようなもの。

本を出版するには内容も有用でないといけないし、お金もかかって気軽には出版できないでしょ。

以前のインターネットには気軽に情報を載せられない分、載せる情報を吟味する習慣があった。

それが今はどんな落書きでもどんな悪口でもどんな嘘でも簡単に書籍にできてしまう。

こんな状態って果たして正常なのだろうか?

本屋さんの本棚が落書き書籍で埋め尽くされたら、本当に大事な本を見つけにくくなるではないか。


車の運転免許のように、試験を受けて合格した人のみがインターネットを使えるようにした方がいいのではないかと思っている。

メールの送信にも、Webページの公開にも、免許証番号の記載が必要にすれば、悪いことをする人は減るでしょう。


何が嘘で何が本当なのか、きちんと目利きができないと、インターネットを使うのは難しい。